とことん「本質追求」コラム第597話 2024年|高収益企業へと変貌を遂げる道筋

明けまして、おめでとうございます。
今日は、お正月なので「1分で読めるショートコラム」をお届けします。

題して「高収益企業へと変貌を遂げる3ステップ改革法」です。

高収益企業に必要な条件を整理整頓すると、たったの2つしかないことに気づかされます。

・高い利益率を獲得・維持するビジネスモデルの確立

そして

・社員同士が成長しあえる人事制度の定着

の2つです。

この高収益企業の必要条件を満たすには、3段階のステップを踏む必要があります。
簡潔に説明したいと思います。

ステップ1は「高い粗利を獲得できる商品づくり」
新商品に限ったことではありません。既存商品の改良や、付加価値サービスの導入も含まれます。
高い粗利なくして、優秀な人材を定着させるための原資を得ることができません。
労働分配率を一定に、高額報酬を出すには、高い粗利益率を維持する仕組みが必要不可欠です。

ステップ2は、効率的な販売体制の確立です。
・営業マンをつかった人的セールスの効率的な見込客発掘、商談効率の向上
・インターネットやSNSの駆使した顧客獲得の仕組み化
・メールLINEを駆使した既存客フォローアップによる全体収益の向上策(LTV向上戦略)
など、営業利益を最大化させるためのプログラム開発がカギを握ります。
営業利益は、次なる成長の原資を生み出す虎の子となります。

ステップ3は、優秀な人材の育成・定着プログラムの確立です。
言うまでもなく、ステップ1と2は、仕組み無くして動きませんが、仕組みだけあっても動きません。
仕組みを動かすためには、優秀な人材が必要です。
ステップ1で記載した通り、優秀な人材を定着させるためには、高い給与の原資となる「粗利」が必要です。
優秀な人材の定着は、潜在能力(ポテンシャル)の高い社員を採用するための、土壌となります。

高い粗利→優秀な社員の定着→成長施策の企画と実践→魅力ある企業の確立→ポテンシャルの高い人材採用

この流れは一本の線のように繋がっています。

・優秀な社員を育て、成長させ続ける仕組みをどう作り上げるか
・彼らを定着させるための待遇環境をいかに整備するか…つまり高収益体質をいかに維持・発展させるか?

利益が先か、それとも社員育成が先か?

それぞれの企業が置かれた状況、環境によって答えは変わってくるでしょう。

2024年は、波及営業を軸にして、深くこのテーマを掘り下げていきたいと思います。

藤冨は、人事制度においては専門外なので、実績ある企業とパートナーシップを組みたいと思っています。

乞うご期待ください。

それでは、2024年は、皆様と共に飛躍の年になることを願って…残り2日間のお正月で英気を養いたいと思います。
皆様も素敵な休暇をお過ごしください。

著:藤冨 雅則